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巷で噂の“サードウェーブ・コーヒー”って何?

投稿日: : NEWS ,

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すでにだいぶ日本でも定着した感のある言葉、“サードウェーブ・コーヒー”。そもそも“サードウェーブ”とは、アメリカにおけるコーヒームーブメントの「第3の波」のことです。そう、「第3」があるということは、「第1」と「第2」があるんです。ここでは、これまでのアメリカのコーヒー文化の流れを押さえつつ、“サードウェーブ・コーヒー”とは何なのかをまとめてみました。

ファーストウェーブ/第1の波

第二次世界大戦後から1970年代までの大量生産・大量消費のコーヒーの時代。この頃に真空パックが開発され、焙煎コーヒーの遠距離流通が可能になったこともマーケットの拡大に寄与しました。しかし、味よりも経済効率が重視され、品質は後回しのいわゆる「アメリカンコーヒー」が生まれ、品質の低下からコーヒー離れが加速していったようです。

セカンドウェーブ/第2の波

ファーストウェーブの揺り戻しがあり、1980年代頃から質の良いコーヒーを広めようと、それまでのコーヒーとは違う高品質の豆やエスプレッソマシーンなどを使い始める、といった動きが出てきました。この流れの後半が、スターバックスがエスプレッソコーヒーを出し始めた頃で、いわゆる「シアトル系コーヒー」興隆の時代。コーヒーは味を重視する傾向になっていきました。

その後、スターバックスは全世界でチェーン展開を成功させていきます。そして2000年以降、そのマニュアル化された大手コーヒーチェーンの「アンチ」として登場してきたのが、サンフランシスコやポートランドなどを中心に人気となっていた“サードウェーブ・コーヒー”になります。

サードウェーブ/第3の波

ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的。よりコーヒーの味を楽しみたいと思う人たちの憩いの場としても人気を集めていきました。その他にも、スターバックスなどの大手コーヒーチェーンと比べていくつかの違いがあります。

1.シングルオリジン

これまでは国別やエリア別で豆の種類を決めていたのに対して、単一種の苗木から収穫した豆だけを使用する「シングルオリジン」にこだわっています。

ブレンドせずに単一種の豆を使用するということは、品種本来の個性を味わうことができ、自分好みの味を見つけたくなる楽しさがあります。まるでワインのように、一本の木からとれた豆の味を楽しめるのは「シングルオリジン」ならでは、です。

2.浅煎り

エスプレッソ系が主流であった「セカンドウェーブ」では「深煎り」が好まれていましたが、サードウェーブでは「浅煎り」が主流。豆本来の味に大きく左右される「浅煎り」で抽出された「強い酸味」が特徴で、個性的な味が楽しむことができます。

3.ダイレクトトレード

大手コーヒーチェーンと最も違う点が、コーヒーを提供するお店が生産者とダイレクトトレード(直接取引)を行っているところです。

これまで生産者から消費者まで「1杯のコーヒー」が届くまでに様々な中間業者が入っています。それぞれの業者が利益を出すためには、原材料費に利益を上乗せするため、当然のように下請けを「買いたたく」状況が生まれてきます。結果、一番打撃をうけてしまうのが途上国などで、コーヒー豆を栽培する生産業者と言われています。

サードウェーブでは、生産者の生活をしっかりと守りつつ、コミュケーションをとりながら高品質の豆を提供してもらう関係性が基本的な考えになっています。2000年以降、急激に「フェアトレード」という言葉が消費者に理解され始めたことも“サードウェーブ・コーヒー”が生まれてきた要因の一つかもしれませんね。

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  • ばりすた
    本職:会社経営/WEBマーケター

  • コーヒー大好き。あとパン、パスタ、つけ麺、うどんなど、小麦粉中心の生活。そばアレルギーだと信じてずっと生きてきたけど、そうじゃないことが発覚して、最近そばデビュー。
サードウェーブ・コーヒーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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