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コーヒーの波、ここまで来たか!The Roastに見るパナソニックの本気。

コーヒー業界に押し寄せるテクノロジーの波

いくつかのテクノロジーベンチャーが「コーヒーのある生活」をより良くしようと、サービスやプロダクトを提供するようになってきました。

ついに!!テクノロジーの波が、コーヒー自家焙煎機にまでやってきた。
コーヒーの味を左右する大切な要素 コーヒーの味を左右する要素を挙げると、 ・コーヒーの生豆の質(国、農園、等級など) ・豆の焙...

特に、この記事でも紹介したイギリスで企画・開発されたIKAWAのホームロースター(自宅用のコーヒー豆焙煎機)はとても心躍るプロダクトで長い間注目していたんですよ。

でも悲しいかな、Kickstarterなどのクラウドファンディングで挙がってくるテクノロジー系の企画が形になることはなかなか難しく、このIKAWAの焙煎機も、クラウドファンディングでの資金調達が達成されて1年半経過してもまだ発送されていません。つい最近も「delivery in April 2017」という表記を信じていいのかどうかと悩んでいたところでした。

大手企業もついに参戦

そんなときに目にしたのが、こちらの日経新聞の記事(2017年1月19日付)。パナソニックがコーヒー焙煎機を!?生豆とセット販売!?とびっくりです。

パナソニック、コーヒー焙煎機と生豆をセット販売

しかも、その発売されるコーヒー焙煎機「The Roast」のサイトを見ると、なんだか見覚えのある形じゃないですか。「え、これ大丈夫なん??」心の中で、そう呟いていました。まさか、真似したわけじゃないですよね…と。

でも大丈夫。プレス発表会に参加されたであろう方々の記事をいくつか見ていると、“焙煎機はイギリスのベンチャー企業「IKAWA」社と技術提携して開発”と書いてあり、一安心。良かった

そして同時に感じたのは、そこに大きな価値がある、ということ。

既述したように、Kickstarterなどのクラウドファンディングで挙がってくるテクノロジー系ベンチャーの企画は、アイデアは突出していて、それが具現化されたら生活が豊かになるだろうなと思わせてくれても、技術力や生産体制においては高い壁があり、資金調達できたとしてもリリースすることはなかなか難しい、という状況。しかし、今回のIKAWAとパナソニックの提携のように、ベンチャー企業と大手企業が提携することで、素敵なアイデアが具現化されやすくなるんですよね。

これは、いわゆるビジネスにおいて最近出てきた流れで、なかなか新規事業を生み出せない大手企業が、資金力に苦しんでいたり、発信力・浸透力に悪戦苦闘していたりするようなベンチャーに出資することが増えてきていました。それと同じ形が、今回の「The Roast」の発売にも見られたのです。

プロダクト以外にも垣間見える本気度

また、IKAWAとの技術提携以外にも、パナソニックの本気度が垣間見えました。

生豆はコーヒー輸入商社の石光商事と組んでスペシャリティコーヒーとしてのクオリティを担保したり、焙煎プロファイルはあの「カフェバッハ」で田口氏に師事した豆香洞(とうかどう)コーヒーのオーナー焙煎士が作成したりと、プロの技を惜しみなく組み合わせています。

担当者の方のコメントでは“「松竹梅」の「松」からスタートすることで、市場に受け入れられるかどうかを見極めたい”とのことなので、この最高ランクのプロダクト・サービスを皮切りに、もっと一般的な人にも受け入れられやすいプロダクト・サービスも展開されてくると思うので、そちらも楽しみですね。

ただ、定期頒布の生豆以外の豆は焙煎プロファイルがなくて焙煎することはできない、とのことなので、個人的には、それができるようなマニュアル焙煎機能の追加を期待したいです。IKAWAではできるので、技術的には問題ないはず。

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  • ばりすた
    本職:会社経営/WEBマーケター

  • コーヒー大好き。あとパン、パスタ、つけ麺、うどんなど、小麦粉中心の生活。そばアレルギーだと信じてずっと生きてきたけど、そうじゃないことが発覚して、最近そばデビュー。
サードウェーブ・コーヒーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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