明日の朝から始められる、自宅での美味しいドリップコーヒーの入れ方
コーヒーの入れ方には様々な方法がありますが、自宅で美味しい珈琲を味わうなら「ペーパードリップ」による抽出が、簡単で、しかも器具のメンテナンスやコスト面から考えてベストなんじゃないかと思います。かつ、コーヒーの味がストレートに表現され、抽出の全工程を視認でき、微調整ができるから、自分なりのこだわりも出せるし、なによりも楽しくて時間を豊かにしてくれます。
美味しいコーヒーを入れるための3つの基本
コーヒー豆(粉)の量
180mlの水に対して、大さじ2杯(10g)のコーヒーの粉が基本です。
新鮮な水を、正しい温度で
コーヒーのほとんどは水のため、味や匂いのない水を使うことが不可欠。理想的なお湯の温度は、85℃から90℃ぐらいが基本です。
※温度が高い方が、コーヒーは苦みをはじめとする「味」が抽出されやすい
お湯の注ぎ方
コーヒーの入れ方は、その人の好みや「どんな味を目指しているのか」によって様々ですが、入れ方のちょっとした違いが味に大きな違いが出るものなんです。
一番のポイントとしては「お湯をフィルターに掛けない」ことが重要です。粉に触れている時間の短い湯が下に落ちてしまうので、お湯っぽい味になってしまいコクが出ないから。また、「お湯はできるだけ垂直に注ぐ」ことも意外と大切。なぜなら、斜めに行ったお湯は粉の層を突き破ってすぐにフィルターに到着してしまい、直接フィルターに掛けたのと同様の影響が出てしまうからです。
実際に入れてみよう
1.準備:蒸らし(蒸らし時間は短めに)
まず、ドリッパーとポットを温め、フィルターをセットします。
コーヒーのうまみを最大限に引き出すために、コーヒーの粉全体が湿る程度にお湯を注ぎ、20~30秒ほど蒸らします。その後「の」の字に注いでいきます(3周くらい)。湯は細く、中心に多く注ぐこと。
2.メイン:泡の拡げ(最初から約30秒後)
中心から注ぎ始めて泡を盛り上げたら、そのまま大きくポットを回して泡を全体に広げます。少しぐらいならお湯がフィルターに掛かってもいいので、勇気を出してポットを回してみましょう。
3.仕上げ:一定ペースの注ぎ(2分〜2分半)
フィルター内のお湯を切らさないように、500円玉ぐらいの範囲内に何回かお湯を注ぎます。お湯の水位を上げすぎてはいけないものの、時間を掛けすぎてしまうと渋みが出てしまうので注意が必要。泡が白く大きなものに変わったら終了です。
自宅で美味しいドリップコーヒーを入れるために
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