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これから自宅でアイスコーヒーを楽しみたい人に読んでほしい「水出しコーヒー」の基本

以前『マジ簡単!自宅でできる美味しいアイスコーヒーの作り方』という記事でアイスコーヒーの作り方について書いたのですが、それは「ホットコーヒーを急冷する」方法でした。

それ以外にも「水出し」と呼ばれるアイスコーヒーもあり、それは文字通り、お湯ではなく水でゆっくり時間をかけて抽出するというもの。中南米などでかなり古くから行われていた伝統的な抽出方法で、木の枝などにつるした袋でコーヒーを濾過し、下の容器に溜めるという原始的なスタイルが水出しコーヒーの始まりだと言われています。

水出しコーヒーの種類

waterdrip
この「水出し」には
・コーヒー粉に水を点滴し続けるもの
・コーヒー粉を水に浸け込み、抽出後、粉を濾過して除くもの(冷浸式)

の2つがあります。前者は「ウォータードリップ」もしくは「ダッチ式」と呼ばれ、この方法で入れたコーヒーを「ダッチ・コーヒー」とも呼びます。一方、後者はとても簡単に作れますが、雑味が出てしまう場合が多いです。 両者の違いは、抽出の原理がドリップとサイフォンの違いに相当するものだと言えます。

ダッチ・コーヒー(wikipediaより抜粋)
ダッチ・コーヒー (Dutch Coffee) とはお湯ではなく、水で抽出するコーヒー。水出しコーヒーともいう。
戦前のオランダ領インドネシアでは、苦味やえぐ味の強いロブスタ種のコーヒーが栽培されていたため、水による抽出法が考案されたと言われている。カフェイン等の刺激成分が少なく飲み口が良いが、深いコクがあり、酸化もしにくい(冷蔵庫での保存がきく)などの特徴がある。水をコーヒー粉に点滴するガラス器具も市販されているが、ガラスポットに粉と水を入れて冷蔵庫に一晩おいて濾過しても良い。
なおコーヒー豆はフルシティロースト以上の深煎りでないと、酸味ばかりで旨味のないコーヒーになってしまう。
ダッチ・コーヒー自体は、その抽出法も独特の器具も、オランダにおいて一般的な存在ではない(存在しないとも言われる)。

水出しコーヒーの特徴

dutch-coffee
水で抽出されたコーヒーは、主な苦み成分であるカフェイン・タンニンが溶け出しにくく、普段ドリップなどで飲んでいるコーヒーとは違い、柔らかく、さっぱりとした口当たりになります。カフェインはお湯で抽出したコーヒーよりもずっと少ないので、コーヒーが苦手な方にも飲みやすい、優しい味わいに仕上がるのが特徴です。

抽出には最低数時間から長い場合は一晩かかることもありますが、その間は水に浸けっぱなし、もしくは水を落しっぱなしなので特に手はかからず、安定した味を楽しむことができます。

メリット

・特別な手間がかからない(簡単にできる)
・お湯を使って抽出しないため、酸化しにくい(冷蔵庫で保存も可)
・良質な甘味と柔らかい苦味が引き出される(飲みやすい)

デメリット

・成分抽出の速度が遅く、抽出に時間がかかる(すぐに飲めない)
・酸味やアロマが引き出されにくい(楽しめる豆が限られる)
・豆自体が不快な匂いを持っている場合、それがコーヒーにも移ってしまう
 ※良質な豆でなかったり、鮮度が落ちた豆だったりすると特に

水で抽出することによって生じるメリットとデメリットを挙げると、このようなところでしょうか。

抽出器具

抽出方器具は「冷浸式」と「ウォータードリップ/ダッチ式」では異なるので、それぞれでオススメの器具を紹介します。

水出しコーヒーポット / ハリオ

冷浸式ならこちら。


麦茶感覚のポットタイプなので簡単だし、リーズナブルなのでオススメ。抽出には一晩(8時間)ほどかかるので、夜のうちに冷蔵庫にセットしておくのがベストですね。

HARIO_MCPN-14B

ウォータードリップコーヒーサーバー / iwaki

ウォータードリップ/ダッチ式ならこちら。


家庭用なのに構造は本格的な水出しコーヒー器具と変わらず、手軽に本物が味わえるシンプルでオシャレな逸品。水が滴下しはじめるとコーヒー粉に染み込み、フィルターからコーヒー液が滴下。2時間ほどで4杯分(約440ml)のコーヒーができあがり。

iwaki_waterdrip

豆と粉

水出しの場合、深煎り豆(フルシティー・フレンチロースト)をオススメします。また、豆の種類もそれに合わせて、深煎りで持ち味が最大限に引き出されるものを選べるとベターですね。一番のオススメとしてはインドネシアの「マンデリン」や「トラジャ」。さらに、香りの点では「グアテマラ」がオススメです。上記のデメリットでも挙げたように、水出しでは酸味が引き出されにくく、浅煎り・中煎り程度の豆を使った場合は青臭さを感じやすくなるので注意してください。

また、ウォータードリップの場合は特に豆の挽き方によって味がかなり違ってくるので要注意。細挽きにした方が水の流れが遅くなり、仕上がりが良くなるようです。冷浸式も同様に細挽きくらいにし、ウォータードリップよりも粉の量を少し多めにすると美味しく仕上がりますよ。

まずは挽いた状態の豆を買って試してみて、気に入ったらミルも買って、コーヒー豆を自分で挽く世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。さあ、お試しあれ。

※参照:「教えて!コーヒーミルが欲しいんだけど、結局どれがいいの?」

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  • ばりすた
    本職:会社経営/WEBマーケター

  • コーヒー大好き。あとパン、パスタ、つけ麺、うどんなど、小麦粉中心の生活。そばアレルギーだと信じてずっと生きてきたけど、そうじゃないことが発覚して、最近そばデビュー。
サードウェーブ・コーヒーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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