【まとめ】コーヒー豆の種類と比較
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コーヒー豆 イエメン・マタリ, イルガチェフェ, ゲイシャ, サードウェーブ, スノートップ, スペシャルティコーヒー, タンザニア, ブラジル・サントスNo.2, ブルーマウンテン, マラゴジッペ, マンデリン, モカ・マタリ
世界中で愛され飲まれているコーヒーは、原産地エチオピアから広がり、今では世界60数カ国で生産されています。具体的には、北緯25度から赤道をはさんで南緯25度、すなわち北回帰線と南回帰線の間の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で栽培されているのです。
《出典:HARIO コーヒー豆の基礎知識より》
コーヒーの木は、熱帯/亜熱帯の中でも平均気温が20度の温暖な気候を好むため、高山の中腹や高原地帯などのとても過ごしやすい地域が適地となっています。そして、世界それぞれの土地の気候、風土にあった栽培法がとられていて、ワインのように、生産地によって形、味、香りなどが微妙に違います。これがコーヒーの魅力なんです。その魅力を少しでも理解し、楽しんでもらえるように、主な豆についてまとめてみました。
世界のコーヒー産地と味のマトリックス
スペシャルティコーヒーが浸透してきた昨今では、国ごとの味の傾向より、銘柄ごとの個性が重視されるようになってきています。しかし、始めのころは複雑な香味は分かりにくく、どんな豆を選んでよいのか悩むこともあったので、代表的な産地を産地別に簡略化してまとめてみました。
味は、酸味と苦味のバランスで大きく変わるので、その2軸で整理しています。また、酸味と苦味は、同じ産地でも農園が違ったり、または焙煎度合いが異なったりすると、味や香りも異なってくるので、参考程度にしておいてください。それぞれの豆については下記で説明しています。
中南米のコーヒー豆
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●ジャマイカ大粒で華やかなアロマの「ブルーマウンテン」が有名。限られた地域のみで栽培される最高級品種。>> 「ブルーマウンテン」の詳しい説明 |
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●ブラジルマイルドで飲みやすく、酸味は控えめ。ブレンドのベースとして使われることが多い。>> 「ブラジル・サントスNo.2」の詳しい説明 |
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●コロンビア大粒で肉厚の豆が多い。酸味が強いのが特長で、力強いボディ、苦味が魅力的。>> 「コロンビア マラゴジッペ」の詳しい説明 |
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●パナマ2004年、エチオピア起源の非常に珍しい野生品種の「ゲイシャ種」が世界で一大ブームとなり、いまや最高級品の代名詞。>> 「ゲイシャ」の詳しい説明 |
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●グアテマラ大粒で硬く、酸味と香りが豊かなのが特長で、味は世界最高峰。スペシャルティコーヒーを牽引するほどの存在感。>> グアテマラを代表する豆の詳しい説明 |
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●コスタリカ品種はすべてアラビカ豆。小農園で丁寧に栽培されたコーヒー豆で、上品なコクと香りに定評がある。柔らかい酸味や柑橘系のフレーバーが特長的。 |
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●エルサルバドル大粒のパカマラ種(エルサルバドルで生まれた品種)はオークションの常連銘柄で世界的にも評価が高い。明るい酸味とチョコレートのようなコクが特長的。 |
アフリカのコーヒー豆
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●タンザニアフルーティな香りと力強いボディのバランスが良く、特にブルボン種は酸、コクのバランスに優れ、香りも良いのが特長的。>> 「タンザニアAA スノートップ」の詳しい説明 |
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●エチオピアアフリカ最高峰の豆揃いで、香味の個性は際立っている。「イルガチェフェ」「シダモ」「ハラー」の3大ブランドがあるが、特にイルガチェフェ産が人気。>> 「イルガチェフェ」の詳しい説明 |
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●イエメン出港していたモカ港にちなんだ「モカコーヒー」発祥の地。甘くフルーティな香りで、ワインのような複雑な香味が特長的。>> 「イエメン・マタリ」の詳しい説明 |
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●ルワンダ苦味が控えめで、香りが高く、クリーンかつマイルド。澄んだ味わいで後味のきれいな豆が多いのが特長的。 |
アジアのコーヒー豆
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●インドネシアスマトラ島で生産されているアラビカ種の高級銘柄「マンデリン」ブランドを中心に個性的な銘柄が揃うインドネシア。ハーブやスパイス、または果実を思わせる香味が特長的。>> 「マンデリン」の詳しい説明 |